-
自分でできる応急処置と、絶対にやってはいけないNG行動
片側の喉と歯が、同時に痛み出す。原因が何であれ、その、ズキズキとした、不快な痛みは、一刻も早く、和らげたいものです。専門医の診察を受けるまでの間、少しでも楽に過ごすために、自分でできる、いくつかの「応急処置」と、逆に、症状を悪化させてしまう可能性のある「NG行動」について、知っておくことは、非常に重要です。まず、痛みを和らげるための【応急処置】です。①痛む側を、外から「冷やす」:これが、最も基本的で、効果的な方法です。濡れたタオルや、タオルで包んだ保冷剤などを、痛む側の頬や、顎の下、首筋に当てましょう。冷やすことで、炎症部位の血管が収縮し、炎症の拡大を抑え、痛みの感覚を、鈍らせることができます。1回15分程度を目安に、休憩を挟みながら、繰り返します。②市販の「鎮痛剤」を服用する:ロキソプロフェンや、イブプロフェンなどが含まれた、痛み止め(消炎鎮痛剤)を、用法用量を守って服用しましょう。痛みの原因を治すものではありませんが、一時的に、つらい症状をコントロールし、体力を消耗するのを、防ぐことができます。③口の中を「清潔」に保つ:細菌感染が原因の場合、口の中を清潔に保つことが、悪化を防ぐ上で重要です。ぬるま湯で、優しく、ぶくぶくうがいをして、食べかすなどを、洗い流しましょう。ただし、刺激の強い洗口液は、かえって痛みを増すことがあるので、避けた方が無難です。④とにかく「安静」にする:痛みは、体が発する「休め」というサインです。無理をせず、仕事や家事を休み、横になって、体を休ませましょう。十分な睡眠は、免疫力を高め、回復を早める、最高の薬です。次に、絶対にやってはいけない【NG行動】です。①痛む場所を「温める」:お風呂に長く浸かったり、カイロを当てたりすると、血行が良くなり、炎症が、一気に拡大して、痛みが、さらにひどくなります。入浴は、シャワー程度で、手早く済ませましょう。②「飲酒」や「激しい運動」:これも、血行を促進し、炎症を悪化させる、最悪の行動です。痛みがある間は、絶対にやめましょう。③患部を、指や舌で「いじる」:気になって、触りたくなる気持ちは分かりますが、刺激を与えることで、炎症が悪化したり、細菌が入り込んだりする原因となります。ぐっと、我慢しましょう。